育てるレザー「経年変化」

革財布や革鞄などのレザー製品を、使い込む中で、ユーザーにとって馴染んでくる様を、「経年変化」と呼ぶそうです。

伝統的なレザー工房が織りなす、門外不出の伝統的な製法の中で、ユーザー個人が、使い込む中で、生まれる風合いの変化や、レザー表面の質感の変化などは、愛用者本人の年輪と同じ年月を育む中で、生まれるシワやシミと同じように、レザーそのものに味わいが滲みでてくるものであります。

人間さながら、使い込まれたレザーというものには、風合いや貫禄なども埋めれ始め、レザー愛好家たちが、お気に入りのレザーアイテムの経年変化を、大切に扱う心持やその姿に、なんだか子育てをしているような光景にも見える場面もあります。

レザー製品の扱いの中で、特に注意が必要な事柄は、日焼けと水分であります。

日差し、水分のどちらからの影響も、レザーの性質上、元の状態に戻しづらい傾向がありますので、室内保管での日差しの管理や、急な雨に濡れたような状況化では、早急な対処が必要とされます。

レザーは、ユーザー本人が、毎日、普段使いをする中で、同じ時を過ごす事に、意味があり経年変化の楽しみは、レザーとともに、苦楽を共にするといった観もあるのですから、常に身近なパートナーとして、身に付けながら育てる楽しみを持ちましょう。

革財布探訪記トップへ戻る